放射線の影響について

最近原発の事故による周辺地域への被ばくによる被害についての記事がよく取り沙汰されています。そこで皆様はよくmSv(ミリシーベルト)という単位を目にされるのではないでしょうか。これは放射線が人体に与える影響の尺度となる値であり、被ばくしている地域の安全性と危険性について語るとき必要となるものです。また知っておいていただきたいのが、放射線とは放射能とは放射線を放出する能力のことである。

 

※左が資源エネルギー庁編集、真中2011/03/17の日経新聞、右が2011/03/16の産経新聞

 

 被ばくした地域の安全性と危険性を語る上でこの図がよく用いられます。では実際にこれらを使って安全性について検証していきたいと思います。

 

※各地の放射線量()2011/03/17の日経新聞、() 2011/03/18の産経新聞

 

 1つ例にとってみると、産経新聞の東京14日午後5時~15日午後5時の0,809(μSv/1時間当たり)これは24時間計測してそのうち最も高い値を出したものを使っている。

 

  0,809×24時間×365日=7086,84μSvとなりこれを1000で割ると年間7,08mSvとなりやっと上の表と対応できます。ここまできてやっと専門家の言う『安全性の評価』ができる。年間7,08 mSvとなると基準の1mSvよりはかなり高いが、これは正確ではなくまず1つは測定場所・測定日時によりかなり値が異なり実際708 mSvも影響は受けません。それを証拠に次の日では0,361(年間316mSv)次の日ではさらに値は下がり0,053(年間046mSv)となり3日目では正常範囲内に戻っています。よってまだこれから原子炉がどうなっていくかわかりませんが、先ほど計算した年間708mSvという値は高く言いすぎだといえその値ですら健康上の害についてはほぼ考えられません。

 

 確かにここまでの話だと専門家が言うように『人体に影響はない』と言えるかもしれません。ですがここまでは外部被ばくの影響や安全性についての評価にすぎません。

 

http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/katsudo/risk/risknavi/box/nuclear2.html

 

 ではここからは内部被ばくについて概説していきたいと思います。

外部被ばくとは環境中に放射性物質(放射能を放出する物質)が存在し、内部被ばくとは放射能を放出する物質が、体の中に入ってしまっており骨や甲状腺、筋肉に蓄積し、長時間蓄積した場所が攻撃を受け続けます。

 

 

www.shiminkatudo-hachioji.jp/aa_1P_home_holder/1HP.../10+.ppt

 

 外部被ばく内部被ばくの安全性・危険性の評価は結局、mSv(ミリシーベルト)によるのですが、内部被ばくの方が非常にたちが悪いです(体に入って蓄積してしまった放射能を放射する物質は簡単には外に出せない) 

 

 皆さんが心配せれている被ばくによる害というのは、具体的に言うと、がんや白血病(被爆して数年後や十数年後発症する)、遺伝的影響等ではないでしょうか。下の図に被爆した場合の具体的な症状と発症の確立を示したグラフを示します。

 

 

http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/katsudo/risk/risknavi/box/nuclear2.html

 

 

被ばくの量と健康影響の関係
 確定的影響は、しきい線量を超えて被ばくした際に現れます。現在までの知見でしきい線量の最も低い臓器は男性の生殖腺で、150ミリシーベルト以上の放射線を受けると一時的な不妊が生じると言われています。また、全身に500ミリシーベルト以上の放射線を受けると、一時的に末梢血液中のリンパ球の減少が認められます。

 一方、確率的影響は、しきい線量がなく、被ばくした線量が増えるに従い発生する確率が増加すると仮定されています。この仮定に基づくと、低い線量でも影響が発生することになりますが、広島・長崎の原爆で被爆された方々(約9万人)に対する長期間の調査において、50ミリシーベルト以下の線量では統計的にガンによる過剰死亡は検出されていません。また、ガンの原因は一つではなく、多くの要因(例えばタバコや食事など)が長年にわたって積み重なって起こると考えられています。したがって、多くの場合、ガンについてそれが放射線によるものかどうかの識別は困難であり、各個人に発生したガンが放射線によるものかどうかの確認は出来ません。

 

 被爆による白血病などは、浴びた放射線のmSv の値が高いほど発症の可能性は高くなりますが、低い値の範囲内で上下しても(1mSvが国の定める範囲だが、たとえば10から20Svくらいなら)人体に影響はないというのが現在の大半の方々の見解のようです。

しかし、原子炉についての危険性について、よく原子炉の周辺地域の子供の白血病のの発症率が高いとネット上でもうわさされています。この話の真偽ついては定かではありませんが、今までお話ししてきたことを踏まえるとなくもない話ではないと思います。

 

 しかし結論としては、あいまいではありますが安全な可能性のほうが非常に高く今回の原子炉の問題が原因で白血病やがんにかかる人はあまり考えにくいと思われ(あくまで可能性です)今回の被ばく量ならタバコを吸っている人や自動車の公害を受けやすい場所に住んでいる人などのほうが何倍も人体への害は大きいと思います。しかしだからと言って無駄に危険にさらされていることに対しては怒っていいところではないでしょうか。